離島で貧乏暮らし

貧乏ネタでいろいろ書こうかなと……

スマートフォンを更新した

携帯電話機は再来年の三月にサービス終了するFOMAの電話機を使ってるのだが、スマートフォンもないと不便なので月額660円の格安SIMを契約して、中古で買ったシャープのSH-04Hを使っていた。

買った段階で中古なので、バッテリの劣化が始まっていて充電サイクルが短めだったのだが、充電したまま放置する時間が長すぎて、短いバッテリー寿命を更に縮めてしまったため、購入して4年弱だがモバイルバッテリーを繋がないとあっという間に電池消耗してシャットダウンしてしまう様になった。

さすがにその状態で使い続けるのはきついし、鹿児島に上った時などにPCに繋いでテザリングもできないため、バッテリ以外はどこも悪くなく、目立つ傷もほとんど無い機械なのだが、御役御免となった。 これの前に使っていたソニーxperiaはバッテリー交換できる機械だったので、一回バッテリーも更新したのだけれども、こちらは本体故障で使えなくなり、色々スマートフォンに不満があった事もあってFOMA携帯を買ったのだった。

SH-04HのOSバージョンは8なので、もうセキュリティアップデートもないし、アプリも古いOSバージョンでは使えないものも多いから、そう云った意味でも機種更新は必要ではあった。

携帯電話は2千円で買っているし、歴代のスマートフォンも中古を四千円くらいで買っているので、今回もなるべく安く(できれば三千円以下で)買おうと思い、ヤフオクをずっとヲチしていたのだけれど、OSバージョンが9以上の機種は比較的最近のものになってくるので、あまり安いのが出てこない。 いつまでも出物を待ってる訳にもいかなかったので、三千円で落札は諦めて四千円台前半で何とか、と条件を緩めて探した所、ソニースマートフォンが4200円で落とせた。 機種はXperia SO-05Kで、OSバージョンが9でサポート終了しているのは残念だが、まあしょうがない。(一応ver.10まではアップデートできる様だ)

品物が届いてさあ設定しようと思ってから、充電用のUSBケーブルがないことに気がつく。 当たり前だがこの機械はUSB-C端子を装備しており、自分が持っているマイクロB端子のケーブルが繋げない。 今までUSB-Cのペリフェラルを買ったことがないのを忘れていた。

慌ててアマゾンで注文し、届いて「さあ充電しよう」と思って充電器を見ると、当然そこにある端子はUSB-Aである。 で、ケーブルを見ると両端ともUSB-Cで繋げない。(ご丁寧に2本も買ってる) USB-AーUSB-Cのケーブルを買わないといけなかったのである。

で、再び注文してケーブルが届いてから、本体設定とデータの引越し。 幸いそっちはトラブル無く終わり、SIMも入れ替えて機種更新は終了した。

台風13号の進路は奄美大島南部から徳之島通過か

奄美大島北部を通過する予想だったECMWFがコース予想を変更して、大島南部を通過するコースとなった。

予測風況(Windy.comよりECMWFデータ)

Windy.com

気象庁、ECMWF、GSMの予報が大体一致しており、このコースで台風が通過する可能性がかなり高い。

GPVウェザー 各国モデルの台風進路予想

GPVウェザー 各国モデルの台風進路予想

風速は20m/s以下、風向も東から南東でまずまず。 このまま通過して欲しいものだ。

台風13号は奄美大島・徳之島方面を直撃か

今回は予報円も小さく、予想コースも絞れている印象。

9/13 18時 気象庁予報

気象庁

2日前の気象庁予報は与論島直撃だったので、やや北寄りに予想コースが変化した。

各国のアンサンブル予報も今回はばらつきが小さい。

GPVウェザー 各国モデルの台風進路予想(9/12 21時)

ドットは14日15時の予想位置。 実線はピンクがECMWFのアンサンブル平均、青がGMS、黄色が気象庁の公式。 GMS気象庁はほぼ予測が同じで徳之島直撃、ECMWFがやや北寄りの予想で奄美大島北部を直撃の予報だ。

各国モデルの台風進路予想

波浪予測は以下の通り。 金曜出しのフェリーとしまは欠航決定。

9/15(日)0時の波浪予測(国際気象海洋)

国際気象海洋(株)

中之島への影響だが、暴風圏に入る可能性は高くないのと、風向が東から南東が卓越するため集落への風影響、高潮影響は小さいと思われる。 というか、びわ出荷倉庫の屋根はブルーシートで仮覆いをしただけの状態なので、強風がきたらひとたまりもないから、このままの予報コースを通って欲しいと切に願うわ。

台風がまた来そう

今度は13号。 最接近は9/14(土)の午前中か。

台風13号進路予報 気象庁

気象庁台風予報

予報円は前回よりもだいぶ小さく、予想困難だった上に迷走した10号よりは読みやすそう。

とは言え、アンサンブル予報はそれなりにバラついてて、特に行き足の予測に広がりが大きい。

GPVウェザー 各国モデルの台風進路予想

GPVウェザー 各国モデルの台風進路予想

点は9/15(日)12:00JSTにおける各アンサンブルの予想位置でECMWFの方が結構バラついているのがわかる。

windyで比較した気象庁・ECMWF・GFS各予報の9/14 15:00における風速が以下の通り。

予測風況(Windy.comより気象庁データ)

予測風況(Windy.comよりECMWFデータ)

予測風況(Windy.comよりGFSデータ)

行き足の予測が気象庁とECMWF/GFSでやや違い、気象庁は早めに(14日15時頃)沖縄を通過すると予測している。(あくまで今の段階でだが。予報は刻々と変わる)

ECMWFとGFSでは、沖縄通過が15日朝と予測している様だ。(これも刻々と予報が変わるので追いかけていないといけないが)

今の所、中之島付近での最大風速は15m/s程度、風向は東が卓越する予報なので、10号の様な風被害は少ないと思われるけれど、これもコースが北側にずれると直撃になり得るので、週末にかけては注意が必要そうだ。

どちらにせよ、金曜出しのフェリーとしまは欠航だろう。 まいったね。

停電中のメモ書き

8月28日

1時半頃から停電。 2時頃に数分間、二三回は復旧したが、結局翌日まで復帰せず。 28日9時半現在も復帰せず。 台風通過までは停電すると思われる。

風雨は気象協会の予報よりはマシで、雨は時々強く降る程度で時間雨量でも最大で10mm前後といった感覚。 朝六時ごろ中央線を通過した消防団員の観察でも、風倒木はあったものの路肩崩壊はなかった模様。 風は深夜以降は15m/s以上、3時以降は20m/s吹いているが、風向が東で集落は風裏になるため、おそらく東区・西区は10m/s以下から15m/s程度と思われる。(それでも強い風ではあるが) 日の出地区は東西に風が抜けやすい地形のため、アメダス中之島灯台で観測される20m/s以上の風がそのまま吹いている様で、朝六時の段階で通行は危険であるとの連絡があった。

八時頃に西区温泉前を通りがかったところ、温泉の屋根が強風で半分剥がされていた。 西区温泉は周囲を囲む堤防がかさ上げされたので、堤防を越えた波で破壊される可能性はかなり減ったのだけれど、風害の影響は緩和出来なかった様だ。 温泉を囲む四辺のうち、三辺は堤防で囲まれたが、道路に面した一辺が開いているので、そこから吹き込んだ風が三方を囲んだ堤防の壁で集まり、壁に沿って上方に吹き上げる流れが出来たのかもしれない。

8時頃に見回りついでに自家発電で電力供給があるコミセンに寄って、NTT経由のネット接続ができるかどうか確認してみたが、役場系のネット機器が集約されているBBboxの自家発電が死んでいるか、NTTの交換局自体が停電で死んでいるかの原因で、ネット接続は不能だった。  やはり災害時に一番ロバストで信頼できる通信手段は、ドコモ系の携帯電話ネットワークと云うことになりそうである。

朝ご飯を食べようと思い、いつも通りにトーストを焼こうと思ったが、停電でトースターが使えない。 仕方ないのでサンドイッチメーカーを引っ張り出して、それで食パンを焼いた。 目玉焼きもそのままサンドイッチメーカーで焼く。 焼き時間がちょっと長すぎてちょっと焦げてしまった。 停電中で冷蔵庫を開けたくないが、仕方ない。 今日中は発電機を使えなさそうな天気なのだが、風が収まり次第、玄関に据えて動かす予定。

10時現在は風がかなり強まってきており、もうそろそろ外出は難しくなりそうである。

28日12時の気象庁予報を見ると、東側に寄って中之島の太平洋側を通るコースでほぼ確定。 東シナ海を通られるよりはだいぶマシな風況になりそうだが、何しろ直撃コースであることは変わらないのでまだ油断は出来ない。 16時以降と予測される吹き返しの風向は、最悪の南西ではなく西風になったが、西風も悪い風向であることは変わりないので、夕方から明日午前中にかけての高潮には注意が必要そうである。

14時半頃に風が少し弱まる。 レーダー画像を見ると台風の目に入った様子だが、小雨は降っており風もそこそこの強さで吹いている。 外に出られるタイミングは今しかないので、外出してみるとすぐに電話が入り、びわ出荷倉庫の屋根が剥がれているとのこと。 慌てて見に行くと、確かに屋根材が1/3ほど風で剥されていて雨漏りがひどい。 野地板は剥がされていないので風に吹き込まれなかったのは幸いだったが、これから夕方以降に西寄りの吹き返しが吹くから、その時に持ちこたえてくれるかどうか。 今できることは何もないので、明日倉庫が無事に持ちこたえていることを祈るばかり。

中之島灯台の観測データを見ると、14時過ぎの気圧が微妙に上がっているため、その前後に最接近時間があったと思われる。 微妙に上がったと言っても945hPaから947hPaへの変化で、気圧めちゃくちゃ低い。 本当に今回の台風は強力。

今日の昼食はカップ麺、夕食はレトルトご飯とレトルトカレー。 停電してから18時間ほど経っており、冷蔵庫とストッカーが限界と思われるが、多分明日の朝にならないと発電機回せる天気にならなさそう。

21時になってかなり風は収まってきたが、それでも10-15m/sくらいは吹いてそう。 明日の朝にはだいぶ収まりそうだけれど、雨がやんでないと思われる。

8月29日

7時前ではほとんど風雨も収まった感じ。午前中から片付けが出来そうだが、確認した限りでも東西の温泉屋根とびわ倉庫の屋根が風で剥されており、他にもあるだろうから復旧が大変。 手早く朝食済ませて発電機を箱から引っ張り出し、だいぶ中が融けてきているであろうストッカーと冷蔵庫をつなぐ。他にもモバイルバッテリーやNiMH電池、空調服のバッテリーなど、色々充電しないといけない。 結果としてかなりのタコ足配線になっているが、定格には余裕があるので大丈夫であろう。

8時頃から片付けの開始。 屋根の剥がれたびわ出荷倉庫は野地板が最後まで持ちこたえたので、被害は雨漏りのみだが隙間から潮混じりの雨水が吹き込んでいて、結構悲惨な状況だった。 時計が水をかぶってしまっており、おそらく交換が必要。 書類関係はほとんど水をかぶらずに済んでいたのは助かった。

東西の温泉は塩ビ製の波板屋根がそれぞれ全損。 東区の温泉は波板と折れた垂木を全撤去して清掃、ブルーシートで仮屋根を張った。 西区の温泉も屋根材と痛んだ垂木を全撤去したが、屋根は張らずに仮復旧。 多数の島民が参加したおかげで、温泉の仮復旧は午前中で終了した。 作業終了後は婦人会の方で昼食の準備をしてくれており、ご馳走になった。 メニューはうどんと白ご飯。

29日19時現在も東区、日の出区は停電が続く。 西区は15時過ぎに復旧した。 今回被害を受けていない、中之島集落会管理の「くつろぎの湯」は東区のエリアにあり、停電しているが、ここの給電が復旧するとフル営業できる温泉が一ヶ所確保できるので、なんとか早く給電復帰して欲しいと願う。 電気がこないと水シャワーしか浴びられないので、やっぱりちょっと辛い。(水風呂だと、上がってから汗が引かないんだよね)

洗濯物が溜まってるので一回だけ洗濯機回す。 冷蔵庫、ストッカー、NiMH電池用充電器2台、USB充電器2台、扇風機+サーキュレーター、照明2台接続と、発電機大活躍。

夕食は昨日同様レトルトご飯とレトルトのハヤシライス。 冷食のチャーハン、湯せんでも戻せるらしいのでチャーハンにしてもよかったなと食べてから思う。

18時前に水シャワー使う。 停電で浴室の照明がつかないので、これ以上遅くなるとシャワー使えない。

20時半に送電復旧。 発電機を止める。 ほとんどタンクが空になっており、15L以上使ったことになる。 車なら150km、燃費の良い車だったら200km以上走る分のガソリンを使ったことになるが、まあしょうがないよね。

強風が吹き荒れた日の出区は送電系統にトラブル多数で、まだ停電が続くらしい。 日の出区の住宅はほぼ全て風呂付きだが、停電中は灯油ボイラーが使えないので風呂に入れない。 くつろぎの湯が明日からはフル営業出来るのはかなり助けになろうかと思う。

郵便局も停電中は営業出来ないので、ほっとしているのではないか。

27日9時現在はまだ平穏

8時の予報だと台風の中心は喜界島・奄美大島の沖合い。

8/27 8時 気象庁予報
気象庁 台風情報

奄美大島の笠利崎灯台の風速は25m/sを越えてきており、そろそろ暴風圏に入る。

海上保安庁 笠利崎灯台気象データ(8/28)

中之島灯台はまだ15m/s手前だけれど、すでに強風圏に入っている。 気圧も少しづつだが下がってきている。

海上保安庁 中之島灯台気象データ(8/28)
海上保安庁 気象情報

風向が北北東で集落は風裏に入るため、中之島の東区・西区ではあまり風を感じないが、アメダスを見ると地形的に東西に風の抜けやすい日の出地区は10m以上吹いている様だ。 雨も時折パラつく程度だが午後から本降りになり風も徐々に強まる予想。

とは言え、台風の足が遅くて本格的に荒れてくるのは明日28日と明後日29日。 今回は強風と大雨、台風中心が東シナ海側の直近を通る悪いコースなので、厳戒態勢を取る…… はずなのだけれど、防災無線の調子を見る限り役場の危機感をあまり感じない。

今回の台風10号は最大平均風速が30-40m/sで予想降水量が500-600mmという、非常に危険な代物なんで早めに避難勧告を出した方が良いと思うがな。

なお、今の段階でも予報円が大きめで、コース予測が難しい様子。 下図中の点は28日21時の各アンサンブルにおける中心位置。 大きくバラついているのが分かる。

GPV weather 各国モデルの台風進路予想(8/26 9時)

台風10号のコース、更にやや西寄りに

26日18時の予報だと完全に中之島直撃コース。 これ以上コースが西に寄って東シナ海側を中心が通過すると、南西の風が強く入って高潮の被害が出る可能性が高まる。

8/26 18時 気象庁予報

気象庁

もう一つ気がかりなのは大雨の可能性で、名瀬測候所の資料では台風通過までの積算雨量が580mm、日本気象協会の予報だと更に数字が大きく、680mmの予報が出ている。

日本気象協会 (二週間予報 26日から)

日本気象協会

これだけ降られると、あちこちで崩れる場所が出てくるだろうと思われる。

高潮被害は大潮の時間が危険な訳だが、明日の大潮の時間は

  • 27日(火)  14:02
  • 28日(水)  0:11 16:17
  • 29日(木)  2:05 17:21

となっている。

気象庁 中之島潮位

気象庁

そろそろ強風圏に入る奄美大島(笠利崎)では風速が15m/s越えてきており、中之島もだんだん風は強まってきている。

海上保安庁 笠利崎灯台気象データ
海上保安庁 中之島灯台気象データ

海上保安庁(中之島灯台)

明日の午前中には荷役倉庫の雨戸を閉めにいかないと。(自宅のまわりは一応片付けてある)