来年早々にwindows7のサポートが終了するので、パソコンの買い替えを考えている人が多そうな時期になってきた。うちのPCもwindows10を動かすにはちょっと…… ではなくすごく性能的に残念なので、win10にアップグレードするのであればマシンを更新しないと厳しい。
元々現用のPCは、総務省の補助で十島村にネットが開通した時に村がPC購入者に半額補助をした時に購入したもので、確か2010年頃だったはず。windows XPがプリインストールされていて、win7への無料アップグレード権がついていた製品だった。win7へのアップグレードはかなり後だった(数年後?)気がする。半分以上はXPマシンとして使ってた。
五六年使った頃にマザーボードと電源が故障し、その前後にDVDマルチドライブも故障したので、今の中身はほぼ完全に別物になっているけど。
うちのPCのスペック
CPU: Intel Celeron G1840 2.80GHz
これ、10年前に出たcore i3 530(Core iシリーズでは一番低スペック)とほぼ同性能のCPUなので、windows10でこれを使うのはかなり辛い。
マザボが故障した時に入れ替えたもので、これが当時一番安いCPUだったから。それでも当時は「セレロンでもcore i3の古いのと同等に動くんだからCPUも安くなったな」と思ったのだったな。
実は今のwindows10ではCore i シリーズの3000番台(2012年に登場)以降の新しいCPUでないとサポートがなく「単に動くだけ」で、ミニノートによく使われていたatom系の古めのcpuはもうアップデートすら不可能になってたりする。
NTTの仕事で島内のnet関係のチェックで使うノートPCは、戸別受信機の設定に使うソフトウェアの関係で仕方がなくwin10を入れているのだけれど、このノートPCはCore 2 duoの古い奴だから当然サポートは切れてて、単に動くだけである。いつアップデート不能になってもおかしくない状態なのだ。
メモリ: DDR3 4GB メーカー不詳
Win7は32bit版だったのでこれで十分だったのだけれど、いまや64bit版を使わないとまともに動かないアプリケーションも多い。動画編集系はもちろん、昔はそれほど重いソフトウェアではなかったブラウザが軒並み重厚長大化しているので、一番使うソフトウェアがメモリ食いと言うことに。なので今時は8GBはメモリが無いと厳しい時代になってしまった。
ビデオカード メーカー不詳 (GPUはRadion 5000系)
AMDの古いビデオカード。CPU内蔵のビデオよりも性能自体は落ちるのだけれど、vram1GBをカード側が自前で持っている関係で不足しているメインメモリの足しになるのでヤフオクで買ったもの。( CPUのビデオ機能を使うとVRAMはメインメモリから差っ引かれる)
当然のことながらwin10で使うには無理がある。(デバイスドライバはあるだろうと思うけど)
HDDその他
Win7ではメインに1TBのHDD、バックアップ用に500GBのHDDを入れてある。DVDマルチは一回故障してリプレースしている。(マザーボードも一回死んでるので交換している)
その他に昔のマシンで使っていた250GBのHDDも内蔵で繋いでいて、今はそれがメインのHDDって事になっている。理由は後述w
なんだかんだで一つの筐体にHDDが3台入っていることになる。自作機では珍しくないけど、ちょっと入れ過ぎな気はするw
本当ならば起動ディスクはSSDにしたい所(結構安くなってきたし)でもまあHDDのままでも問題はなさそうではある。
モニタ: Nanao Flexscan p1700-r
未だに17インチの液晶モニタ。一応ナナオなのでとても丈夫で、もう15年弱使ってることになる。17インチではやっぱり狭いなと思うしバックライトもかなり暗くなってきているはずなんだけど、まだまだ使えそうな雰囲気。
ナナオは値付けが高めだけど、15年使えると非常に割安w とは言え、ナナオで買い直すとやっぱり高いんだよねえ。
(現行のナナオのモニタの例 韓国製なら一万円くらいからある事を思うとちょっと高め)
EIZO FlexScan 23.8インチ ディスプレイ モニター (フルHD/IPSパネル/ノングレア/ブラック/5年間保証&無輝点保証) EV2451-RBK
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キーボード: PFU Happy Hacking Keyboard Lite2
マウスは消耗品なので持って2年ってところだけれど、キーボードは耐久性が遥かに高くて、良い製品を買っておくと普通に十年以上使える。
これもいつ購入したか覚えてないけれども、2002年か2003年に買ってるはずなので、もう15年以上使ってることになる。HHKBでは一番安いモデルなのだけれど、刻印が薄くなったキーや接触の悪いキーは一つもない。このまま二十年以上は確実に、下手をすると自分が死ぬまで使えるかも知れない。
キーボードはPC本体を買うと大抵付属品で付いてくるものではあるのだけれど、付属品は必ず安物で使い勝手も耐久性もそれなりなので、PCをある程度以上使う人はキーボードだけはしっかりしたものを買うのが良いといつも思う。本体のマシンがダメになってもキーボードはそのまま使いまわせるし、マシンだけでなくOSが別物になってもキーボードはそのまま使える。
Windows 7のサポートが終わったらどうしようか?
何しろ来年の1月にはサポートが終了するのでそれまでにはなんとかする必要があるのだが、実はある程度までなんとかしてしまってはいる。
去年の秋頃にブラウザゲーム(要するに艦これ)がバージョンアップしてメチャクチャにメモリを食う様になり、32bit版のwindows7ではプレイ不能になったことがあって、その対策として使っていなかった250GBのHDDを利用して64bit版のLINUX(Ubuntu) をデュアルブートできる様にしたのがその第一歩だった。(CPU内蔵ビデオにも劣る性能のビデオカードを入れたのもそのためだったりする)
そもそもはブラウザゲームを遊ぶためだけにUbuntuをインストールしたので、プリンタやスキャナは動かなくても良いと割り切ってたのだけれど、CanonのFax複合機用のドライバを見つけたり(何故かCanon英国支社のサイトにあった)、ブラザー製スキャナの方はLINUX用のドライバが最初から準備されてたのを知ったりとかで、年末から年を越したあたりでは殆どUbuntuで用が足りるようになってきた。
それでもインクジェットプリンタ(epson EC-01)はLinux用のドライバがなく、近い型式の輸出用プリンタのドライバで無理やり使っているので、カラー印刷が出来なかったりするのだけれど、ubuntu上の仮想マシンにwindows2000をインストールして、そこにエプソンプリンタ用のドライバをインストールするという回りくどいやり方でカラー印刷できるようにした。
とにかくLinuxの設定は調べる手間がかかるし、windowsと同じ様に使えるソフトウェアやドライバが無い場合も多いのであまり他人にお勧めできないなとは思ったが、コミュニティセンターや開発センターに置いてある住民用のマシンはブラウザが使えればそれで良いという感じの機械なので、そういう用途であればLinuxでも特に苦労なく導入できるだろうなとも思う。
windows10にアップグレードしないことは決めたのだが
そんな感じで「今後はUbuntuで行こう」と言うことにはしたのだけれど、windows 7よりも軽いとは言え、UbuntuはLinuxとしてはけっこう重い部類のディストリビューションなんで、実はうちのマシンではちょっと負担が大きすぎる。それで、よくある軽量化のテクニックとしてデスクトップ環境をデフォルトのGnome3からxfceに切り替えてる。切り替えるとxubuntuとなるが、切り替えるデスクトップ環境を更に軽いLXDEにするとlubuntuとなる様だ。(厳密には違うらしいけどw)
そのおかげもあって、なんとか使えてはいるのだけれど限界なのは間違いなくて、いま仮想環境に入れているwindows OSはwin2kだからなんとかなっているけれども、win7のサポートが終わったらこれも仮想環境に再インストールしようと思っているから、そうなると今のマシンでは明らかにスペックが足りないなあとは思っているのである。
最低でもメモリーは8GBは欲しいし、CPUもcore i7 2700位のパワーは欲しいなと。
なのでwin7のサポートが切れるタイミングでたくさんヤフオクに出てくるであろう中古マシンの出物を待っている今日この頃なのである。