離島で貧乏暮らし

貧乏ネタでいろいろ書こうかなと……

久々にブログ更新など

 前回の更新から随分日が開いてしまった。

 メインで使ってるPCのOSをUbuntu Linuxに切り替えて、はや一年半を超えた。 サブ機のノートPCもwindows10は入ってはいるものの、村のNet回線周りの業務以外では使わないので、実質はUSBキーからPuppylinuxを起動して使うことが殆どになった。
 そういう状況なので、最近ではwindows10に関して情報に疎くなってきてしまい、動作不具合について質問されても答えられなかったりすることが多い。

 そのノートPCだが、CPUはCore2duo相当のセレロンT3000にメインメモリー2GBで、CPUの非力さもさることながらメモリが小さすぎて動作があまりにも重かった。それでヤフオクで4GBのメモリを落としたのだけれども、これが相性問題で使えず、結局もう一回メモリを買って、ようやく最近はwindows10でも「なんとか我慢できるくらいの重さ」に落ち着いたところである。
 もっとも、ノートPCのメインOSになってるPuppylinuxではメモリー2GBでも全くストレス無く動くので、本当に必要なアップグレードだったかどうかには疑問があるが、これくらいの使用感ならメインマシンで使っているxubuntuでも実用的に動きそうな塩梅ではあるので、色々制限もあるPuppyから切り替えようかなと思ってはいる。

 自分がサブマシンを持つ必要性は2つあって、一つはネット関係の島内業務に使用することであり、もう一つはメインマシンが故障や不調の時に、トラブル修正情報をネットで集めるために必要なのだが、今はPCを二台持つのではなく、片方はスマホタブレットを使う人の方が多いのかも。
 一応スマホタブレットも中古でうんと安く買ったものを延々使い続けてはいるのだけれど、スマホでのweb検索は画面が小さいのと入力が面倒なので辛いものがあり、タブレットは安物過ぎて肝心のブラウザの動作が重く、まるで使う気になれないという間抜けな状況である。
 タブレットのOSはandroidだからマシンが非力でも軽量でキビキビ動くはず、という根拠レスな思い込みでメインメモリが1GBの激安中古タブレットヤフオクで落としたのだったが、泥沼を長靴で歩く様な操作感でどうにもならない。 メインマシンの仮想環境(Virtualbox)にandroid x86(PC用のアンドロイド)を入れて動かしてみたのだけれど、使用感はwindows7よりも重いくらいで「軽量Linux系OS」なんかでは絶対に無かったのだ。 ubuntuよりも重いんじゃないのか? と思う。

 そんなわけで、やはりおっさんが使うサブマシンはたとえポンコツでもノートPCじゃないとダメだよな、という結論に落ち着いている。 ハードウェアに指一本触れられないどころかOSの選択もほぼ出来ないタブレットには「だましだまし使う」オプションがなく、動作速度その他で使い勝手に不満が出たら新しいハードウェアを買うしか無いので、貧乏人向きでないのだ。 まぁ、工夫しても無理なものは無理って所はあり、うちのノートPCでwindows10を使うのはちょっと限界超えてるかなとは思うけど。

 そういう訳で、windowsを余り使わなくなって結構日にちが経ってきているのだけれど、メインマシンにVirtualboxが標準で入っているので、最初にそこにwindows2000をインストールした。
 自分の持っているwindows用のソフトウェアは実は古いものばかりで、Wordやexcelwindows98の頃からアップデートせずにword98とexcel95をずっと使い続けていたし、グラフィックソフトもCanvas9を延々使ってきてたから、windows10では却ってまともに動かない可能性が高い。 Ubuntu上の仮想環境でもwindows2000の上で走らせた方が安定して動くのである。
 もっともwordとexcelはoffice2007以降で採用されたxlsxファイルやdocxファイルが読み込めないのでlibreofficeに切り替えつつあるのだけれど、細かい部分での使い勝手はやはりマイクロソフトのビジネスアプリケーションはよく出来ているよなと思うことが多い。 まぁその分重くて値段もそれなりにするわけだけれども。

 一番利用しているwindows用ソフトウェアはLet's家計簿と言う家計簿ソフトで、もう15年以上同じソフトを使い続けていることになる。 このソフトもwindows8まではアップデートで対応していたのだけれど、最終更新が2013年なのでwindows10には対応せず、文字入力で不具合が出るらしい。
 windows2000では全く支障なく使えるので、それ程高機能ではない代わりに使い勝手がシンプルで、入力データの再利用も簡単な良ソフトであるこれを使い続けているのである。
 このソフトを使いだしたのは2005年の12月1日からで、これは自分が中之島に引っ越した年の前年にあたる。 10月で勤めていた会社を辞めて、あれこれと移住の準備をしていたのだけれど、見返すと無駄金ばかり使っていて、かなり後悔させられる(笑)

 インストールしたwindows2000は、パッケージ版のwindows3.1から始まって95、98、2000と順番にアップグレードしてきたもの。 この頃まではNECのPC9821版のインストールCDも一緒に付いてきていた。 XPにアップグレードしなかったのは2000の方が高機能で画面UIも好みだったから。

 十年ちょっと前に十島村補助金でPCを買い替えた時にOSもXPになったのだけれど、画面はwindows2000と似た感じのクラシックテーマで使ってて、それはwindows7にアップグレードした時も同じ。

 もう一つ言えば、サブ機のwindows10も設定を弄ってなるべくクラシックテーマに近づけているのだけれど、あまりUIデザインは近づかず、むしろpuppylinuxのJWMウィンドウマネージャの方が見た目は近いくらいである。 windows7からwindows10にアップグレードしなかったのは、そこら辺の理由も大きい。

 こんな感じの画面でずっと使っていた。

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 windows2000が必要なのは、現用のカラーインクジェットプリンタEpson EC-01linux用のドライバがなく、似た感じの海外向けモデルEpson Stylus CX1500のドライバで無理やり使ってるので、カラー印刷が出来ない。そのためにデバイスドライバのあるwindows2000でカラー印刷する場合があるからでもある。

 カラー印刷する場合は一旦PDFで出力してからwindows2000に移って、そのPDFをacrobat readerで開いて印刷、って感じになってるので、ちょっと手間がかかる。
 そんな状態なので、windows2000の出番が結構ある。メモリの使用量は500MBもあてがっておけば十分なので、大体いつも起動した状態だったりする。
 とは言え、windows2000にはもうアンチウイルスソフトがないし、どんな脆弱性があるかわからないのでネットには繋げない。 なのでNegiesというファイアウォールソフトを入れて、全ポートを閉じて外との通信はできない様にしてある。 これも開発は2005年に終わっている古いソフトウェアだ。

 今年のはじめにサポートの切れたwindows7の方も、最近ようやくにしてVirtulabox上の仮想環境にインストールした。 こちらの方はまだアンチウイルスソフトがあるので、一応ネットに接続できる形にはなっている。
 とは言うものの、実際にはほとんど立ち上げることがない。 殆どの用はUbuntuwindows2000で足りてしまうからだ。
 DVDからインストールして、それから延々とアップデート作業を続け、丸一日かかってとりあえず必要なアップデートを終わらせた所でエネルギーが尽きた感じである。