離島で貧乏暮らし

貧乏ネタでいろいろ書こうかなと……

大昔に使ったwebブラウザ

世界で最初に広く使われる様になったブラウザはもちろんモザイクなんだけれど、これを使うためにはホストとの間がTCP/IPで繋がってる必要があり、大学内のLANに繋がってるPCでは有料のトランペットwinsockを購入してそれをインストールしたwindows3.1を準備して、その上でモザイクやネスケを走らせる必要があった。
で、それには当然お金がかかるわけで、パソ通Unixホスト機にシリアル端末として繋がってるPCで「金をかけずにモザイクみたいなことをしたい」って要求はすごくあった。まだwindows95 OSR2でTCP/IP接続が標準になる前の話だ。 モデムも大抵が9800か14.4Kbpsくらいだった頃になる。

で、これを実現したのが”SlipKnot”というフリーソフトウェアで、これはSlipやPPPを使ったTCP/IP接続無しで「モザイクみたいにwebサイトを表示してくれる」代物だった。
雑に言うと、テキスト部分は無手順でそのまま受けてグラフィックファイルはzmodemの様なバイナリダウンローダーで落としてきて、それを画面で組み合わせてサイト表示するという仕組み。
最初にwwwに触れたのは友人宅で見せてもらったモザイクだったのだが、あれが自宅でもできるというのは本当に嬉しかったのだよなあ。

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