去年の今頃やってたアニメを一年遅れでアマプラで見ているのだが、結構面白くて連続で見ている。
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B092LZX4X7/ref=atv_dp_share_r_em_d52702962af24
印象としては「スカイ・クロラ」と「鉄血のオルフェンズ」が混ざった感じか。
有人の多脚戦闘機械で山の様に現れる自律型戦闘ロボットと絶望的な戦いを続ける世界設定は、コードウェイナー・スミスっぽさも。 ナチス並みの人種政策で「人間ではない」とされて収容所送りとなった「元市民」が消耗品として戦場で戦っているので、公式報道では「戦死者ゼロ」とされている。 百万オーダーで損耗を出した結果、ろくな補充もなく前線で戦うパイロットは少年兵ばかりで、そういう「人間扱いされない子供たちの話」としてはオルフェンズを思い出させる。
戦闘は苛烈で、今のところ一話に一人くらいの割合で少年少女の戦死者が出ていて、その描写もリアルロボット系の迫力あるものなのだけれど、戦争自体の姿はぼんやりとしか描かれず、どこかおとぎ話の様でもあり、そういう「まがい物の戦争」感がスカイ・クロラと似た印象を感じる。 主人公の一人であるシンが状況の過酷さに感情削られて残って無い系のキャラなので、そこらへんもスカイ・クロラのキルドレっぽい印象がある。
シンが死んだ戦友の名を刻んだ機体の破片を預かっている所は「プライベート・ライアン」のオマージュであろうし、色々そういうのを仕込んで有りそうな作風である。
2クール23話のうち、まだ最初の五話しか見てないので、また印象は変わってくるのかも知れないし、飽きて最後まで見ない可能性もあるけど、とりあえずは喜んで見ているなど。