離島で貧乏暮らし

貧乏ネタでいろいろ書こうかなと……

音楽サーバを更新

一昨年の2月にHDDを更新がてら、OS(vortexbox2.4)をクリーンインストールした音楽サーバだが、先日の停電のあとから調子が悪くなっていたので、心機一転して新しいサーバOSをインストールすることにした。

中古で300円くらいで買ったHDDなので潰れている可能性があったのだが、SMARTのチェックでは異常なしで、不良セクタのチェックを一時間かけて行ったが、bad sectorは無し。 どうも、停電でファイルシステムが壊れていただけだった様で、fsckとかで復旧したのかも。

今まではvortexbox ver. 2.4というフェードラ系のlinux OSだったのだけれど、ベースのフェードラのバージョンが23くらいと非常に古い。 最新のフェードラはver.32でver.23は2015年のリリースである。

で、セキュリティ的にどうよ? って所が気になったので、もうちょっとまめにアップデートされている音楽サーバOSを探したところ、Daphileというのを見つけたので、これをインストールすることにした。 どうもvortexboxよりも知名度のあるOSみたいである。 ベースになっているのはGentoo linuxだ。 アプリケーションのインストールに使うパッケージ管理が、バイナリファイルを使う方法(debとかrpm)ではなく、ソースコードをローカルでコンパイル・ビルドするという、BSD系のPortsみたいな管理方法を取っているディストリビューションで、linuxとしては珍しい。

daphile.com

最新バージョンは21.01で2021年のリリース。 ベースになってるgentooのバージョンはわからないが、カーネルが5.4.87なので、去年の最新バージョンだろう。 サイズはvortexboxよりも更に小さく、配布されてるインストール用ISOイメージファイルも200MBくらいで、これはpuppy linuxあたりより遥かに小さい。 gentooからサーバとして必要な物を取捨選択して超軽量化している様だ。

これを上記のサイトからダウンロードしてCD-Rに焼き、サーバ用のマシン(core2duo 2GBでモニタの半分が映らない古いThinkpad)に入れて起動し、インストールする。 vortexboxの様にsshでログインすることは出来ず、別マシンのwebブラウザから操作用画面を開いて設定する。 音楽再生はvortexboxと同じ様にlogitec media serverがやってるので、リモートマシンからの操作も同じ様にsqueezliteから行えるので、使用感はほぼそのまま。

daphile画面1
daphile画面2

この手の音楽サーバではsambaサーバが動いてるのが多いみたいだが、これもそうで、手元のメイン機からストレージが共有できる。 ちょっと手間取ったが、手元にバックアップしておいたデータファイル50GBほどを転送し、音出しは成功。 特に音質的にはvortexboxと差はないと感じる。 つまり実用に十分。

まあ、今はこんなのを聞いてるw