離島で貧乏暮らし

貧乏ネタでいろいろ書こうかなと……

軽トラのブレーキ修理

ピストンが戻らなくなって引きずりっぱなしだった軽トラの左前ブレーキの修理を、三四日ほど前に実施した。 半日かからず終わると思ってたが丸一日かかって何とか終了。

 

ブレーキ修理中1

ブレーキ修理中2

交換パーツは修理工場に伝手がある島の方に頼んで取り寄せてもらい、キャリパーを外して動きの渋くなってるピストンを外そう…… と思ったのだけれど、これが固くて全然外れない。 ブレーキペダルをバンバン踏んで、ピストンが半分くらい出てきた所で油圧ホースを外したのだけれど、ピストン外れるまで油圧で押し出した方が良かった様だ。

 

ブレーキ修理中3

ガチガチに固着したピストンが外れなかったために、ドライバーの軸を差し込んでハンマでバンバン叩いて無理やり押し出したので、ピストンの真ん中が傷だらけ。 ただ、意外にもピストン自体にはほとんど腐食がなく、軽くペーパーがけしてウェスで拭いたらきれいになった。 叩いた傷はどうにもならないが、摺動面ではないので放置。ブレーキフルードにいつも浸かっている部分だし問題なかろうと。

 

 

ブレーキ修理中4

錆びていたのはキャリパー本体のシリンダの端で、CRC556で洗いながら細いドライバーとヤスリで削って、ペーパーで磨くのだけれど、やってもやっても地金は出てこないしピストンも引っかかって入らないしで、延々二時間以上サビ落としをしていたと思う。

修理屋さんは専用工具やリューターを使ったりする様だが、むしろ丸ごと交換する方が安上がりなのかも。

下の写真は、何とかスムーズにピストンが通る所まで磨いて、ブレーキクリーナーで洗ったキャリパー本体。 まだサビが残っているのだけれど、形状見ればわかる通り、専用の研磨工具でも作らないと能率が悪くてどうしようもなく「もうピストンさえすんなり入れば良い!」と諦めたw

まあ、研磨が足りずに表面がサビでざらついたために、組付けの時にピストンの頭に嵌めるラバーブーツがすんなり入らず、ちょっと歪んでハマってしまったのでちょっと心配。

 

ブレーキ修理中5

 

元通りにキャリパーを組んでブレーキパッドと一緒にホイールに組み付ける。 ブレーキパッドの方も要交換だろうと思って買っておいたのだけれど、意外にもほとんど減っていなかったので、掃除してからそのまま組み付けた。

キャリパー交換中に外してあったブレーキホースの端はビニルテープと洗濯ばさみで押さえてあったんだけれど、結局少しずつ漏れていた様で、ブレーキフルードのリザーバータンクは空になってて、買ってあったフルードを入れてからエア抜き作業。

これも実際にやるのは始めてで、かなり時間を食った。 車屋さんが使う専用の工具とかは無いので、塩ビホースと100mlのプラスチックシリンジをブリーダーバルブに繋いで廃液受けにして、リザーバータンクにフルードを継ぎ足しながら、受けのシリンジとチューブにエアが見えなくなるまでペダルをバタバタと踏み続ける。

エア抜きが終わってからタイヤを組み付けて終了。 修理したブレーキキャリパーも元に戻って引きずりは無くなり、ペダルの踏み代も正常。 ただ、思いっきり踏んだ時に少し柔い感じがするので、もしかすると四輪全部でエア抜きした方が良いのかも。(リザーバータンクとマスターシリンダーが一回空になってるので、いじってないブレーキ側にもエアが回った可能性があるから)

この車も来年春には車検なので、その時には交換修理してもらう方が良いかもなあ。