うちのキーボードはPFUのHHKB(Happy Hacking Keyboard)Lite2である。 もう使い始めて十年以上*1になる古いキーボードだが、コンパクトで丈夫で気に入っていて、もしかすると死ぬまでこれを使いつづけるかもと思っている。
キートップの手垢汚れなどは時々掃除してきたのだけれど「キーの間を名刺を通すと隙間が掃除できる」ってライフハックを見かけて、やってみた所隙間のホコリが多すぎた様で、隙間で固まって取れなくなり、それだけでなくキーまで動かなくなってしまった。
これではPCが使えないため、仕方なくキートップを外してみたのだが、たまったホコリは多いどころではなく、マット状に溜まっていて仰天。 慌ててキートップを全部外して。掃除機で掃除した。
外したキートップは薄めた中性洗剤にしばらく漬けてからスポンジ洗いして手垢を綺麗に落としたのち、乾拭きして乾燥。 キーボードの方は綿棒と70%エタノールで汚れのこびりつきを掃除した。
キートップが乾いた所で、摺動部にシリコングリスを綿棒で薄く塗り、組み付けて清掃終了。 何だかんだで二時間かかった。
キーボードもグリスで潤滑すると、タイプ音が低くなってキータッチも軽くなるという記事はよく見るのだが、うちのキーボードではそれほど大きな変化は感じられない。 ただ、引っかかり気味だったCTRLキーと左SHIFTキーはスムーズになったので、掃除の効果はあった。
普通はPCの買い替えに併せてキーボードも買い換える…… と言うか、ノートPCだと否応なくそうなるので十年同じキーボードを使いつづける人は少ないだろうと思うけれども、もしそういうお気に入りの古いキーボードを使っている人がいたら、キーキャップを外して大掃除するのは必要だなと、マット状になったホコリを見て思ったのであった。
溜まっていたホコリには、アリアの黒い毛も混じっていて悲しかった。
*1:2002年頃に買ってるので二十年以上使ってた