離島で貧乏暮らし

貧乏ネタでいろいろ書こうかなと……

久々にwindows10を触ったのだが

サブ機のノートPCが寿命で故障し、慌てて中古のノートPCをヤフオクで落札する。
うっかりして似た様なスペックのマシンを二台落としてしまい、一台はありあわせの部品を突っ込んでLubuntuを入れてヤフオクに出品したが、多分二・三千円の赤字になりそう。

手元に残したマシンはCPUがCore i3 4000m メモリ6GB 15インチ液晶モニタ、OSにはwindows10がインストール済みのマシンで、送料込みで5000円位かかった。
スペックは旧マシンと比べると大幅に上がり、前のマシンではとても実用的には使えなかったwindows10がそれ程のストレスなしに動いてくれる。(軽快とは言い難いが)

ほぼクリーンインストール状態で何も入っていないので、業務用のNet機器設定ソフトウェアや、本体マシンが故障した時にバックアップに使える様にメーラーやブラウザその他のソフトウェアも導入する。
メーラーubuntu上ではシルフィードを使っており、これにはwindows版があるのでそれをインストールする。設定や受信メールなどはubuntuマシンのSSDからフォルダごとコピーして貼り込んだのだが、特に微調整もなく普通にメインマシンと同じ様に動いてくれた。
ブラウザは純正のEdgeが信用ならないので、Firefoxをインストールする。これはchromeなどと同様にネット越しに設定の同期ができるので、メインマシンと同じ条件ですぐ使える様になったのだが、サイトパスワードは同期しなかったので、それは都度パスワードを入力して覚えさせないといけない様だ。

テキストエディタにはMeryを入れて、インストール自体は成功したのだがテキストファイルとの関連付けがすんなり出来ない。 どうやらインストーラーを使ってレジストリを書き換えないと、関連付けの候補としてアプリケーションが出てこない様だ。
windows7あたりでは、そういう場合にはストレージ内を探してアプリケーション本体を指定することで関連付けが出来たのだが、windows10ではそれが禁止されて「ストア」を経由して選ばないといけないのである。

こういう「ユーザーの縛り・囲い込み」ってAppleコンピューターが得意なもので、だから自分はあの会社の言草を絶対に信用せず「悪し様に帝国呼ばわりされるMSの方がAppleよりもずっとマシ」だと20年前から考えてるのだけれど、こういうのを見ると「もうMSもAppleの様なEvilな会社に成り果てたか」と思ったりもするのである。

草刈り機が相変わらず調子悪い

先月にキャブをバラしてきっちり洗浄したのだけれども、メタルダイヤフラムやガスケットがいいかげん劣化しているみたいで、低速・高速のニードル調整ではどうにもならないみたい。
アイドリングは安定しないし、スロットル1/3開でカブってエンストするし、かと言ってニードルを絞るとエンジンが始動しないしで何ともならない感じ。
昼から延々と再洗浄とニードル調整をしてたんだけど、どうにもならず。

とりあえず交換パーツは通販で手に入るので注文した。 パーツ交換で復活してくれれば良いんだけど。

混合燃料を使う2サイクルエンジンは特にだけど、エンジン物の農機具は「燃料を使い切ってキャブレター内に残さない」様にしないと、キャブレター内がスカムで詰まったりしやすいし、フロート式でないダイヤフラム式のキャブレターは内部に燃料が残るとダイヤフラムやキャブレターの寿命が縮むのはよく言われることなんだけど、毎回こまめに残燃料を戻してエンジン止まるまでアイドリングで待つ、ってのが面倒くさくて出来ないんだよねー

自動車だってウォーミングアップ&クーリングダウンをちゃんとやると、エンジンの寿命に効くらしいんだけど、やってる人は少ないもんな。

自炊作業していて気づいたこと

 自炊と言っても調理の方ではなく、書籍スキャンの方。

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 使っているスキャナの性能もあるのだけれど、スキャンをかけようとする本によっては二重送りが多発してまともにスキャンできないことがある。
 紙を一枚ずつ分けてフィードするための分離片という部品が汚れてくると起こりやすいので、重送が起こる度に分離片やローラーをアルコールで拭いたりするのだが、ダメな時には何度清拭しても駄目だったりする。

 昨日もそんな感じだったので、イライラしながら作業してたのだけれど、ふとした思いつきを実行した所、意外と効果があった。
 思いつきというのは、ページ上端をサークルカッターで裁断すること。スキャナへの取り込みはページ上端から順に吸い込んでいくのだけれど、ページ上端は日焼けやホコリがたまったりで痛みやすい部分でもあるので、そこを切り飛ばすことでフィードミスを防ぐ可能性があると考えたのだが、やってみると実際に効果があって、重送が多発してどうしようもなかった本が一二回のミスでスキャン終了できたのだ。

 糸で綴じてある様な古い文庫本や新書だと、重送多発で苦戦することが多いのだけれど、天端切り落としのひと手間がかかるのではあるけれども重送が回避できるのは非常にありがたい。
 自炊で同じ問題で苛ついている人は、ダメ元で試して見る価値があると思う。

(しかし、スキャナに定番のこれを買っておけばもうちょっと楽だったかもなあ)

Firefox monitor

 メインのブラウザにはクローム系のVivaldiFirefoxを使っているのだけれど、Firefoxのサービスとして表題のFirefox monitorがある事にさっき気づいて使ってみた。

 このサービスの内容は、自分の使っている電子メールアドレスを登録すると、そのメールアドレスで使っているサービス、例えばフェイスブックとかアマゾンその他のショッピングサイト諸々で個人情報やパスワード情報などの漏えいがあったかどうかを調べてくれる、というもの。
 で、早速メインとサブのメールアドレスを調べたのだけれど、一件だけ引っかかったものがあった。

 引っかかったのは時々使っている短縮URLサービスのBit.lyで、2014年に漏洩があったそうだからもう6年知らずに過ごしていたということになるのだけれど、ここは長いURLを短くするだけに使ってるので漏洩して困る様な情報はなく、ここのパスワードを使いまわしているサイトも無いので、とりあえずは問題なさそうだった。
 とは言え放っても置けないので、パスワードは更新した。 最近は覚えていられる10桁未満のパスフレーズ+乱数4-6桁というやり方でパスワード登録をしているので、鍵長が15桁前後になっていて、ブルートフォースでは破れない程度の堅牢性はあると思う。
 でもそのパスワードの登録先で漏らされてしまうと、パスワード自体の堅牢さは関係なくなるので困りもの。パスワードの使い回しがダメというのはそれ。 面倒でもサイトごとに別々のパスワードを登録するのが正しいのだ… けれども面倒ではあるよね。

 実際のショッピングサイト等でのパスワードの運用は、パスワードをそのまま保管することはなくて、元のパスワードを「ハッシュ化」して保管しているので、漏れても直ちに危険ということは無いらしいのだけれど。

 ググると記事がいくつかあったので参照して下さいな。

データ漏洩を調査・警告する「Firefox Monitor」、日本語に対応
Firefox Monitorについて

久々にブログ更新など

 前回の更新から随分日が開いてしまった。

 メインで使ってるPCのOSをUbuntu Linuxに切り替えて、はや一年半を超えた。 サブ機のノートPCもwindows10は入ってはいるものの、村のNet回線周りの業務以外では使わないので、実質はUSBキーからPuppylinuxを起動して使うことが殆どになった。
 そういう状況なので、最近ではwindows10に関して情報に疎くなってきてしまい、動作不具合について質問されても答えられなかったりすることが多い。

 そのノートPCだが、CPUはCore2duo相当のセレロンT3000にメインメモリー2GBで、CPUの非力さもさることながらメモリが小さすぎて動作があまりにも重かった。それでヤフオクで4GBのメモリを落としたのだけれども、これが相性問題で使えず、結局もう一回メモリを買って、ようやく最近はwindows10でも「なんとか我慢できるくらいの重さ」に落ち着いたところである。
 もっとも、ノートPCのメインOSになってるPuppylinuxではメモリー2GBでも全くストレス無く動くので、本当に必要なアップグレードだったかどうかには疑問があるが、これくらいの使用感ならメインマシンで使っているxubuntuでも実用的に動きそうな塩梅ではあるので、色々制限もあるPuppyから切り替えようかなと思ってはいる。

 自分がサブマシンを持つ必要性は2つあって、一つはネット関係の島内業務に使用することであり、もう一つはメインマシンが故障や不調の時に、トラブル修正情報をネットで集めるために必要なのだが、今はPCを二台持つのではなく、片方はスマホタブレットを使う人の方が多いのかも。
 一応スマホタブレットも中古でうんと安く買ったものを延々使い続けてはいるのだけれど、スマホでのweb検索は画面が小さいのと入力が面倒なので辛いものがあり、タブレットは安物過ぎて肝心のブラウザの動作が重く、まるで使う気になれないという間抜けな状況である。
 タブレットのOSはandroidだからマシンが非力でも軽量でキビキビ動くはず、という根拠レスな思い込みでメインメモリが1GBの激安中古タブレットヤフオクで落としたのだったが、泥沼を長靴で歩く様な操作感でどうにもならない。 メインマシンの仮想環境(Virtualbox)にandroid x86(PC用のアンドロイド)を入れて動かしてみたのだけれど、使用感はwindows7よりも重いくらいで「軽量Linux系OS」なんかでは絶対に無かったのだ。 ubuntuよりも重いんじゃないのか? と思う。

 そんなわけで、やはりおっさんが使うサブマシンはたとえポンコツでもノートPCじゃないとダメだよな、という結論に落ち着いている。 ハードウェアに指一本触れられないどころかOSの選択もほぼ出来ないタブレットには「だましだまし使う」オプションがなく、動作速度その他で使い勝手に不満が出たら新しいハードウェアを買うしか無いので、貧乏人向きでないのだ。 まぁ、工夫しても無理なものは無理って所はあり、うちのノートPCでwindows10を使うのはちょっと限界超えてるかなとは思うけど。

 そういう訳で、windowsを余り使わなくなって結構日にちが経ってきているのだけれど、メインマシンにVirtualboxが標準で入っているので、最初にそこにwindows2000をインストールした。
 自分の持っているwindows用のソフトウェアは実は古いものばかりで、Wordやexcelwindows98の頃からアップデートせずにword98とexcel95をずっと使い続けていたし、グラフィックソフトもCanvas9を延々使ってきてたから、windows10では却ってまともに動かない可能性が高い。 Ubuntu上の仮想環境でもwindows2000の上で走らせた方が安定して動くのである。
 もっともwordとexcelはoffice2007以降で採用されたxlsxファイルやdocxファイルが読み込めないのでlibreofficeに切り替えつつあるのだけれど、細かい部分での使い勝手はやはりマイクロソフトのビジネスアプリケーションはよく出来ているよなと思うことが多い。 まぁその分重くて値段もそれなりにするわけだけれども。

 一番利用しているwindows用ソフトウェアはLet's家計簿と言う家計簿ソフトで、もう15年以上同じソフトを使い続けていることになる。 このソフトもwindows8まではアップデートで対応していたのだけれど、最終更新が2013年なのでwindows10には対応せず、文字入力で不具合が出るらしい。
 windows2000では全く支障なく使えるので、それ程高機能ではない代わりに使い勝手がシンプルで、入力データの再利用も簡単な良ソフトであるこれを使い続けているのである。
 このソフトを使いだしたのは2005年の12月1日からで、これは自分が中之島に引っ越した年の前年にあたる。 10月で勤めていた会社を辞めて、あれこれと移住の準備をしていたのだけれど、見返すと無駄金ばかり使っていて、かなり後悔させられる(笑)

 インストールしたwindows2000は、パッケージ版のwindows3.1から始まって95、98、2000と順番にアップグレードしてきたもの。 この頃まではNECのPC9821版のインストールCDも一緒に付いてきていた。 XPにアップグレードしなかったのは2000の方が高機能で画面UIも好みだったから。

 十年ちょっと前に十島村補助金でPCを買い替えた時にOSもXPになったのだけれど、画面はwindows2000と似た感じのクラシックテーマで使ってて、それはwindows7にアップグレードした時も同じ。

 もう一つ言えば、サブ機のwindows10も設定を弄ってなるべくクラシックテーマに近づけているのだけれど、あまりUIデザインは近づかず、むしろpuppylinuxのJWMウィンドウマネージャの方が見た目は近いくらいである。 windows7からwindows10にアップグレードしなかったのは、そこら辺の理由も大きい。

 こんな感じの画面でずっと使っていた。

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 windows2000が必要なのは、現用のカラーインクジェットプリンタEpson EC-01linux用のドライバがなく、似た感じの海外向けモデルEpson Stylus CX1500のドライバで無理やり使ってるので、カラー印刷が出来ない。そのためにデバイスドライバのあるwindows2000でカラー印刷する場合があるからでもある。

 カラー印刷する場合は一旦PDFで出力してからwindows2000に移って、そのPDFをacrobat readerで開いて印刷、って感じになってるので、ちょっと手間がかかる。
 そんな状態なので、windows2000の出番が結構ある。メモリの使用量は500MBもあてがっておけば十分なので、大体いつも起動した状態だったりする。
 とは言え、windows2000にはもうアンチウイルスソフトがないし、どんな脆弱性があるかわからないのでネットには繋げない。 なのでNegiesというファイアウォールソフトを入れて、全ポートを閉じて外との通信はできない様にしてある。 これも開発は2005年に終わっている古いソフトウェアだ。

 今年のはじめにサポートの切れたwindows7の方も、最近ようやくにしてVirtulabox上の仮想環境にインストールした。 こちらの方はまだアンチウイルスソフトがあるので、一応ネットに接続できる形にはなっている。
 とは言うものの、実際にはほとんど立ち上げることがない。 殆どの用はUbuntuwindows2000で足りてしまうからだ。
 DVDからインストールして、それから延々とアップデート作業を続け、丸一日かかってとりあえず必要なアップデートを終わらせた所でエネルギーが尽きた感じである。

音楽サーバーのHDD交換

モニタが壊れたノートPCにVortexboxをインストールして音楽サーバにし、アンプにUSBDACを経由してそれを接続して音楽聞くようになって1年くらいになる。 PCもHDDもありあわせで、特にHDD容量が80+40GBとギリギリなのと、40GBの方はUSB接続の外付けHDDなので、リブートの度にsshでログインしてマウントする手間が必要で面倒だった。

で、ヤフオクでジャンクHDDを落としたのだけれど、これが表示の通りにジャンクで使えず、安い出物を探しているうちに250GBで300円のが年末に落とせたのだが、送料が400円かかったという... でもまあ送料はしょうがない。

暇を見てHDDを交換しようと思ってたのだけれど、win10機にpuppy linuxをセットアップするついでという感じで、vortexbox機の方も手を入れることにした。

mp3とかflacとかの音楽ファイル自体は、メインマシンの方にバックアップを既に取ってあったので、HDD引っ越しの形を取らずに新規インストール>データーコピーの手順でやることにした。 OSのバージョンは上がってないので引っ越しの方が良かったのかも。

vortexbox 2.4のISOイメージはここにあるのだが、これは既に手元にあってCD-Rに焼いてあるのでそれからブートする。特に日本語化されてないので、英語で出てくる指示に従ってインストールするのだが、ここのブログに手順が書いてあるので、あまり英語を読む必要もない感じである。 インストールCDでのインストール作業が終わってからも、コンソールでログインしてアップデートとシェルスクリプトによるインストール作業が残っているのよね。 一応、vortexboxのサイトにもインストール手順が載ってはいる。当然英語だけども。

特にトラブル等もなくインストールは終了し、ストレージ容量も200GBほど確保されて当面は容量不足になる可能性はなさそう。(ストレージ占有率28%) バックアップしたファイルの戻し転送は全部で50GBくらいなので、これには小一時間かかった。 昔は100BASE-TXに「転送早いなー これ以上はオーバースペックだよな」とか思ってたけど、やっぱり1000base-Tに代えたいなと思ったりもする。

vortexboxのインストールに関するブログ等の記事は、今回参考にした所以外にもあちこちにあるのだけれど、当然すぎるためなのか書いてないのが「デフォルトのrootパスワードを変更すること」 マイナーなOSだから標的になる可能性は高くはないけどルーターを介してインターネット側にも繋がってるのは間違いないので、常識的な処置としてパスワードは変更してある。

win10が入っているノートPCをPuppy linuxで動かすなど

島のネット関係の仕事で各家庭に設置されている通信機器のセットをする時がごくたまにあるのだが、その時に使用するソフトウェアはウィンドウズ用なので、その時のためにヤフオクで落としてきた古いノートPCを持っている。 (コレの先代マシンもヤフオク中古で、それは液晶モニタが壊れたのでvortexboxをインストールして音楽サーバになってる)

CPUはcore2duo(相当のセレロンw)でメモリは2GB。とてもまともにwin10が動く環境ではないのだが、通信機器設定の用にはとりあえず足りる。

とは言うものの、メインのPCが故障する場合もある訳で、その時のバックアップとして日常利用するにはwin10では辛すぎるよなあと思って、linuxとマルチブートの環境にしようかとも思ったのだけれど、コレにつけているのがHDDではなく容量たった32GBのSSDで、ただでさえwin10には容量不足なので、これを分割してlinuxをインストールするのは無理がありすぎる。

32GBではOS本体以外は収まらないので、故障して取外した光学ドライブの代わりに余った80GBのHDDを入れて、my documentのフォルダはそちらにマウントして、データーはSSD側に入れない様にしていると云う貧乏ぶり。

そんな環境なので、一番安上がりにできそうなのはUSBメモリからlinuxをブートする事になる。で、とりあえず手元にあった32GBのUSBメモリを使うことにした。残念ながら(と言うかポンコツなので当然にw)この機械のUSBポートは全部USB2.0なんで、メモリは3.0対応なんだけどすごく遅くなるのだが、まあしょうがない。

linuxにも種類(ディストリビューション)がたくさんあり、低スペックマシン向けで日本語ユーザがそれなりに多いものとなると、まぁPuppy linuxあたりが順当な所になりそう。

多少馴染みがあるFreeBSDもちょっとだけ考えたが、いじっていたのは15年以上前の話でバージョンが十くらい違うし、当時はBSDマシンをファイルサーバにしてたのでCUIで使ってて、デスクトップ機としてXを入れて使ってたわけではないからそっち方面の知識がほとんど無いので止めた。

パピーにも色々選択肢があり(本当にたくさんあるw)、自分がインストールしたのはxenialPupと言われるバージョン。(の日本語化されたもの) 正規の日本語版はリリースが2014年で「ちょっと古すぎてなー」って感じなので、もうちょっと新しい物にした。 インストール用のisoファイルも360MB程度でそれほど大きくない。(と言うかubuntuなら1.4GB超えるのですごく小さい)

本家(英語版)の最新版はコレよりバージョン一つ上がった "Bionic Pup" なのだけれど、この "xenial" とか ”bionic” は、パピーの元になっているubuntuのバージョンから来てる。バイオニックの方はubuntu 18でジーニアルの方はubuntu 16 正規の日本語版(Presice571JP)はubuntu 12を元にして作られてるパピーとなるわけ。

インストールはメイン機にブート用USBメモリを焼くソフトウェア(unetbootin)があるんでそれを使い、ブートしてみるとあっさり立ち上がる。うちのノートPCには無線LAN子機が内蔵されてないのでUSB接続の無線LAN子機を繋いで使ってるのだけれど、そちらも認識は問題なし。タッチパッドなどはwin10では無効になってしまったスクロール機能も使えるという有り難さw

まぁ、特殊な軽量OSなのでubuntuや、ましてwin10の様な最初から何でもありの環境とは全然違い、ブラウザはchromeではなくPalemoon。特に表示の乱れがあるというわけでもないのだけれど、普段使い慣れているvivaldiをインストールする。現状ではhtml5に対応できてないから対策しろというアラートが出て、ここが出てきたので、説明に従って操作するとyoutubeの視聴もOKになった。(説明ではsudoコマンドを使ってるのだけれど、パピーは常時rootでログインするという珍しいlinuxなのでsudoは不要)

日本語入力にMozcを使いたかったのだけれどPuppyでは色々面倒そうなので諦め、デフォルトで準備されてるSCIM+Anthyで日本語入力。ユーザー辞書さえちゃんとさせればそれほど変換効率に問題があるというわけではないそうであるし、Mozcがそれほど良いのかと言えば色々苛つくこともあって「ああ畜生ATOKが使いてぇなあ」って思う程度の出来ではあるんで、あまりに落差が大きくて我慢できないようなことにはならなそう。 とは言えまだpuppy上で長文入力試験をしたわけでもないので、色々トラブル可能性はあるけど。

あまり使う可能性はないのだが、一応libre officeもインストールする。パピー用のパッケージが最新版ではないんでちょっとバージョンが古く、年号表示が「令和」に対応していなかったりするが、実用上は問題ない。 オフィススィートはデフォルトでGnumeric(表計算)とAbiwordワープロ)が入ってはいるのだが、どっちも日本語対応が不十分で到底実用にならないのである。特にAbiwordは全然ダメ。

動作速度は当然ながら大幅に改善されて「快適に使える」スピードになってるが、これはwin95の画面と大差ないレベルの簡素なデスクトップなので当然かという気も。簡素ではあるけれど、漢字Talk時代のMacOSとかwin3.1ほどスパルタンではないw 

デフォルトのファイラーはROX Filerと言う奴で、これは使い難いソフトウェアだと思うのだけれど、どういうわけかPuppyではこれが伝統的に選ばれてる。 で、しょうがないのでNemoというファイラーをインストールした。元々はLinux Mintというディストリビューションで標準のファイラーなんだけど、とりあえずPuppyでも使えてる。 windowsでは二画面タイプのファイラー(「だいなふぁいらー」とか「あふ」)を専ら使ってたので、本当はその系統が欲しいのだが適当なのが見つかってない。