サブ機のノートPCは容量250GBのHDDを半分こして片方がwindows10、もう片方にlinux(kubuntu)を入れていた。
windows10の方はcpuがcore i3 4000mでwindows11にはアップグレードできない機種であり、そもそもwindows10を動かすのもいっぱいいっぱいな感じなので、windows10のサポート期限(2025年10月)までこのまま使う事になる。
windows10は起動時間が二三分かかり、起動してもアップデートがいきなり始まって全然使えないこともしょっちゅうで、これでないと動かないソフト(まあゲームソフトだw)を使うためだけに存在している感じである。
一方、このサブ機を荷役事務に使うこともあるので、その時には専らkubuntuを立ち上げてそっちを使うことになる。 こちらは専らlibreofficeを使って入力業務だ。 一旦立ち上がればkubuntuは軽快に動くしアップデートも自動ではなく自分でタイミングを選べるし、そもそもアップデートの時間も短いので実用的ではあるのだが、いかんせん起動時間がかなり長いことがストレスだった。
内臓ストレージがSSDなら多分起動時間は一分かからないだろうと思うのだが、HDDなのでどうしても起動に二分弱かかる。 それでもwindows10よりはだいぶマシなのだけれど、SSDを入れているメインマシン(xubuntu)が30秒そこそこで起動するので「linuxなんだし、もうちょっと軽く起動してくれよ」と思うことしきり。
kubuntuは起動すればメモリ使用量も少なめで軽快なのだが、インストール要件を見るとストレージは25GB以上必要で、xubuntuが5GB以上なのと比べるとやはり重量級なのであった。 機能的には文句なく、安定して使いやすいディストリビューションなので、ネックになっている遅いHDDをSSDに交換するのが一番良さそうなのであるが、SSDも250GBクラスで四五千円するのでなかなかポンとは買えない。(貧乏なのである)
で、良さげな軽量級ディストリビューションを探していたのだが、ディストロウォッチでここ一二年人気一位をキープしている”MX linux”が安定していて使いやすいと評判みたいなので、思い切ってこれに切り替えてみた。 軽さだけなら多分Puppy linuxが一番軽いと思うし、先代のノートはcore2duoで2GBという環境で楽々動いてくれてて、使い勝手もわかってはいるのだが、今回はマシンの方がi3 4000m + 8GBと多少余裕があるので、もうちょっと重いディストリビューションでも大丈夫だろうと考えた。
MX linuxはubuntu同様にdebian系のlinuxなので、ソフトウェアのインストールもaptで出来たりするのも有り難いところ。 とりあえずダウンロードしたisoイメージをUSBキーに焼いて、それを起動してインストール。 kubuntuの入っていたパーティションに上書きしたので、kubuntuはあとかたもなく消滅する。
で、インストールして設定してこんな感じの画面になってインストール終了。
https://distrowatch.com/images/ktyxqzobhgijab/mx-small.png
肝心の起動時間だが一分切っている。 これなら手間かけてインストールした甲斐もあったというもの。 機能的にも安定している様で、今の所妙な不具合は見つからない。 しばらく使い込むまではなんとも言えないけれども、人気一番のディストリビューションであるのは伊達ではないと思いたい。