外出用のPCとして、中古のHP mini 5101 (Atom N280 2GB SSD=32GB)にMX linux (MX23, flaxbox) を入れて使ってるのだが、Libreofficeを使う時にはスクロールや入力にやや引っ掛かり感があり、ウェブブラウザは鬼重いので実用にならない。
Atom N280って、CPUのベンチマーク比較表では常にワーストかそれに近い場所が定位置になってる、よわよわ32bitザコCPUなのでしょうがないといえばしょうがないのだが、もうちょっとなんとかならないかと思ってPuppy linuxを入れてみた。
入れてみたと言っても、たった32GBのSSDにOS2つ入れるのも何だったので、puppyの方は8GBのUSBキーからブートする様に設定。 古いPCなのでUSB2.0しか付いてないから起動はもっさり…… でもなくて、SSDから起動するMXと大差ない時間で立ち上がる。
libreofficeはインストールされているバージョンが古すぎて「令和」の表示が出来なかったりするが、動作は明らかにキビキビしている。 Puppyはメモリが2GBもあるとほぼオンメモリで動作するので、立ち上がってしまうと結構快調だ。
ブラウザ(Palemoon)を起動すると、やはりもたつきがあって実用的にはちょっと厳しいが、MXよりも大分軽快ではある。
感覚的にはPuppyの方が軽いのだが、数字で見てみるためにベンチマークを取ってみる。 本格的にはgeekbenchを入れて測った方が良いんだろうが面倒だったので、安直にOctane 2.0で測ってみた。
結果はMX linuxが1307(Firefox)に対してPuppyは2478(Palemoon)で二倍弱の結果が出た。 明らかにpuppyが軽いが、かなり時代遅れになってるうちのメインマシン(i7 4770 8GB)でさえスコアは軽く四万行くので、スコア2400はクソザコすぎる。
自分のスマホ(android 8の古いやつ)でも測ってみたが10950だったので、スコア2500はあまりにも雑魚い値ではある。
もっともXenial Pupはかなり前のバージョン(六年以上前)であり、最新バージョンのMXと比較するのはちょっと公平ではない。 セキュリティ的には常にアップデートがかかっているMXの方がずっと安全なわけだがスコア1300は絶望的に低い値でブラウザは実用不能、puppy+Palemoonは軽いがセキュリティ的に怖い部分があって、これは詰んでるなとw
オフラインで使う分にはセキュリティ考えずに済むので、libreofficeやテキストエディタを使う時にはpuppyの方が良さそうな感じだから、とりあえずUSBブートで使っていこうと考えている所である。
puppyの最新版()は64bit版しか無いのでどうにもならないが、MX-linuxと同系統のAntiXは最新版にも32bitがあるんで、いずれこっちも試してみようかなとか思ってる。
教訓としては…… どんなに安くてもcore2duo以下の32bitCPUは止めておけw である。