離島で貧乏暮らし

貧乏ネタでいろいろ書こうかなと……

3/3鹿児島(谷山)出港のブーゲンビリアに何とか予約がとれた

中之島着・折り返しは翌3/4(月)でそれに乗って鹿児島に上る予定。(予定通りに出港して欲しい)

予約は昨日の9時からだったのだが、うっかりしてそれから二時間遅れの11時に予約窓口(中川運輸)に電話したところ「すでに予約満杯です。キャンセル待ちになります」と言われてしまう。 早い者順なので予約開始時間ちょうどから鬼電しないといけなかったのだが、不覚だった。(モニタにポストイットで貼紙もしてたのに)  で、恐らく週末に出すだろうと思われた海上タクシーの出港決定を待っていたのだが、有難いことにキャンセルが一席出てブーゲンビリアで鹿児島に上れることになった。

入院は七日なので三日ほど開いてしまうが、こればかりはしょうがない。 最悪の場合、入院予定の方をキャンセルすることも考えていたから、それに比べればずっとマシだろう。

もうそろそろ二月も終わるが

日赤巡回診療は去年末から中止されたままで、再開についてもノーインフォメーションであり、離島で暮らす健康リスクの大きさを嫌でも考えさせられる。

定期薬の購入も時々は診察を受けないといけないはずだが、大丈夫なのかねえ。 自分自身は特に定期薬とかを飲んでいる訳ではないのだけれども。

まあ自分も、来月七日に正中頸嚢胞の切除で入院なので、今後医者にかかる頻度も高まるだろうと思うが、鹿児島市内にホームドクターを見つけておいた方が良いだろうなと思っていて、医療情報ネットで鹿児島市内の医療機関を調べたのだが、大病院もそれ以外の病院医院もごっちゃで区別が無い一覧が出てきて、全然使い物にならなかった。

ここら辺、鹿児島に土地鑑の無い住民向けに、村役場の方で「かかりつけ医に適した規模の医療機関リスト」とかを作ってもらえると有難いのだが。

ググっているうちに見つけた米森病院の救急相談ダイヤルの紹介。

一部の自治体で行われている「救急安心センター事業(#7119)」が鹿児島県内には無いので、病院独自の取り組みでやっているらしい。 偉いと思う。

昨日、島に戻ってきた訳であるが

RORO船ぶーげんびりあの発着する谷山港の便がとにかく悪くて往生した。

乗船時間は21:30からだったのだけれど、行ったことのない場所だったので昼過ぎには鹿児島市内を出て、15時くらいに現地に入ってみた。  乗船まで5、6時間あるが、待合所で本でも読みながら時間を潰そうと思っていたのである。

だが、当の岸壁にはフェリーとしまや三島航路にある様な待合所などなく、ただトラックヤードとプレハブの事務所がある中をフォークが作業しているという、インダストリアル感満点なスパルタンエリアで、待合所などという気の利いた施設は存在しなかった。  二三百メートル歩いて産業道路まで戻ってくればコメダがあったのだが、さすがにそこで6時間潰すのは店に迷惑だろう。

で、仕方なくもと来た五位野駅まで再び歩いて戻る。 片道2.5kmで港から駅まではほぼずっと上り道。 15kgのバックパック背負っての移動はうんざりしたが、小雨の混じる天気で道路端に座って時間を潰すのはさらにうんざりするに決まっているので選択の余地はない。

なお谷山港にはバス停もあったが、案の定一日2便程度で使いものにならない。 最初から車の利用が前提になっている場所で、バイクや乗用車さえ場違いであり、あそこにもっともふさわしい車は11トントラックとトレーラーである。

で、また市内に戻ってネットカフェで時間を潰し、7時半くらいにネカフェを出て指宿線で五位野まで行く。 赤字ローカル線だと思っていた指宿線は、意外にも利用者が多く混んでいたが、多分指宿から先はガラガラなんだろうと思われる。

駅を出ると雨が強まっていて、傘をさしていてもかなり濡れた。 線路と平行して走る頴娃街道を歩いているうちは街灯も多くて足元は明るかったが、影原の交差点から産業道路に下りていく坂道に全然街灯が無く、雨の夜なので暗かったが交通量がそこそこ多くて車のライトがあるため、中之島で街灯のない区間を歩くときの様な「懐中電灯無しでは歩けない」レベルの暗さではなかったので、それほど足元が危ないということもなかった。

産業道路に出るとナフコ(ホームセンター)とコンビニがあり、その近くにラーメン屋もあったので、そこで遅い夕食をとる。 ラーメン屋で三十分ほどゆっくり食べているうちに21時を回ったので谷山港まで歩くと、フェリーとしまのクルーが二人と、ぶーげんびりあに乗る中之島の人もおり、外ではほとんど待たずに乗船できた。

出港は23時のはずだったが、いつの間にか運行予定が変更されて0時出港になっていたが、どちらにせよ出港前には寝てしまっていたようなので関係なかった。 前回の航海はかなり揺れたらしいのだけれど、 今回はほとんど揺れなかったのはありがたかった。

同乗した島の人達とも話したのだけれど、やはり谷山港は足の便が悪すぎるし、港の周囲で休んだり時間を潰せる場所もないので、ふぇりーとしまの待合所前あたりに乗船者が集合して、そこから谷山港まで送ってくれる車とかを行政側で準備しくれれば良いのに、みたいな話も出た。 谷山電停あたりからタクシー使うと二千円くらいは取られそうな場所で本当に遠い。 市内から向かうにはマリンポートあたりが限界だよなと思う。

あとぶーげんびりあは本当に古い設計でバリアフリーの精神とかカケラもないので、高齢者の利用は無理っぽいと思った。 元々がトラックの運ちゃんとかが利用する船なのでしょうがないんだけどね。

明日のRORO船「ぶーげんびりあ」で中之島に帰ることに

日曜日出港予定の「ふぇりーみしま」で帰るつもりだったのだけれど、一日早い出港で中之島直行・直帰のRORO船「ぶーげんびりあ」が追加になったため、予約を切り替えた。 一日でも早く帰れる方がありがたい。

鹿児島から冷蔵冷凍貨物が送れる便なので貨物を送ろうと思っていたのだけれど、締切りが出港2日前の本日12時までと言うのを知ったのが十時半で、その時にいた県立図書館から慌ててスーパー(ニシムタの北埠頭店)に行った。 で、冷凍物他を買おうと思ったのだけれど、イマイチ品揃えが少なかったのと、色々選んで買ってる時間はなさそうだと云う事で諦めた。
どのみち3/7のだいぶ手前には、また鹿児島に上って七日には入院だし、それまでの間に必要な食料の量もまあ知れているから。

いつもは桜島フェリーの待合所が空いてて自販機も椅子もあるので、そこで(ニシムタで買った)弁当を使うことが多いのだけれど、今日は結構混んでいたので遠慮して種屋久航路のターミナルに行った。 こっちはいつも空いているが、フェリー屋久島もプリンセスわかさも朝早く出港して戻りは夕方以降なので、昼頃は誰も居ないのである。 人っ子一人いないだだっ広いターミナル内は電気も消えて薄暗く、少女終末旅行かケムリクサかって感じの終末感があって大変良い雰囲気であったw
なお桜島フェリーのターミナルが混んでいたのは、近所で開催中のラーメンフェスの影響みたいであった。

送る貨物はなかったが「ぶーげんびりあ」の乗船がどこになるのかが気になって、フェリーとしまの乗船受付事務所に寄って聞いたところ、谷山港から乗船するとのこと。 谷山駅は分かるが港の位置までは分からず、説明してもらったが土地鑑がないのでやっぱり良くわからないw  七ツ島プールの先とのことでgoogle mapで見たところ、遠い遠いと思っていた免許センターより更に南で、指宿線の五位野駅から2.5km程の場所になる様である。

(ここら辺か)

道路沿いのナフコは一回レンタカーで行ったことがあるので、まあ何とかなるであろう。 明日も小雨っぽいので、長時間歩きたくないがまあしょうがないな。

中之島だけにしか行かない船だし臨時便だしで乗り場が遠いのはしょうがないのだが、乗り場情報の告知が「谷山港から出港」だけでは困る。 あと、貨物の鹿児島側の受け入れ時間も時刻表形式でウェブサイトに記載が欲しいね。(タイムリーな更新が必要だから大変ではあるのだが)

鹿児島に上って五日目

2月の17日(土)に中之島を出て五日目。 やっと目的の耳鼻科受診ができて手術の日取りも決まる。

3月の7日に鹿児島医療センターに入院、8日に手術、退院は14日頃になりそうである。 本日(21日)中に手術前の検査をしてくれそうだったが、循環器科の検査がねじこめず、明日の実施となる。 まあ、どうせ24日までは船便がないのでこっちは問題はないのだが、離島から来ていると伝えてあるのでロスタイム最小限で検査予定を組もうとしてくれたようである。


17日の移動は海上タクシー屋久島まで行き、そこからジェットフォイルで鹿児島まで移動。 海は凪いでいて良く晴れていたため、遊漁船での移動だったが快適だった。 キャビンの中に入ると船酔いしそうだったので後部デッキにずっと座ってたのだが、スキー用のジャケットを着てフードもかけるという真冬スタイルだったため、ずっと風に晒されるポジションだった割に手先がちょっと冷えるくらいで済んだ。

宮野浦港で海上タクシーから下船し、時間的にもお昼頃だったのでしばらく歩き回って食事できる所を探したのだけれど、結局良さげな所が無かったのでスーパーマーケットで握り飯とかを買って船の待合所で食べる。 ジェットフォイルの切符を買ったが領収書を貰うのを忘れてて、一緒の船だった駐在さんに「領収書もらいました?」と聞かれて気づき、窓口に行って慌てて発行して貰う。 切符の料金は一万円越えるのだけれど、領収書を貰わないと村の料金補助が貰えないので大損になるのだ。

ジェットフォイルの切符が高いのはかなり予想外で「これって飛行機より高いのでは?」と思ったのだが、鹿児島ー屋久島の航空運賃は更に高くて、まあ妥当な線に収まっていた。 とは言え、鹿児島まで飛行機で来ている場合はそのまま屋久島行きに乗り継いだ方が安上がりなのかも。
ジェットフォイル伊豆大島から帰る時に一回乗ったことがあるのだが、本当に揺れない・速いで良い船である。 二百人乗れて水中翼を持ち上げれば浅めの小さな港でも接岸できるし、時化る外洋での運用実績も豊富(佐渡航路=冬の日本海 伊豆航路=がっつり外洋)だしで、ガスタービン機関の燃費に問題があるけど、これが十島航路にも来れば良いのにとつくづく思う。

鹿児島には日暮れ前に着いた。 ホテルがこの日は取れなかったのでネットカフェに行く。 今回荷物が多めでザックが大きく、ネットカフェの小さいブースだとちょっと邪魔感が強い。 相変わらず客層は悪く、ガチャガチャ音を出してうるさい馬鹿がいたが、フェリーとしまで良く出くわす「いびきの強烈なオッサン」用の耳栓が役に立った。

翌日は天気も安定し気温も高く、春くらいの過ごしやすさだった。 市電で谷山の一つ手前まで行き、そこからイオンの手前にあるリサイクルショップとケーズデンキ、イオンまで歩いて時間を潰すが、買い物は大してしなかった。 昼過ぎに市内に戻って天文館図書館で時間を潰し、ホテルに早めのチェックイン。 フェリーとしま欠航を受けて宿泊補助率が上がっているので、久々にホテル泊する。

月曜日も過ごしやすい天気だったが、とにかく時間を潰すのが大変だった。 ほとんど天文館図書館と県立図書館で時間を潰していた。 火曜日は雨の予報だったが時々小雨が降る程度で、傘はあまり出番がなかったが、出かけて行った県立図書館が定休日だったのは参った。 雨が大して降らなかったので、中央駅のハンズやビックカメラを冷やかしてから天文館に戻り、午後四時前にはホテルに戻る。

火曜日は雨が結構降っていたので、県立図書館でずっと過ごす。 今日も雨の予報だったが、朝方はまだ降ってなかったので鹿児島医療センターまでの移動で傘をささずに済んだのはついていた。 明日も検査で医療センターまで行くが、降らないでくれるとありがたい。

予約を取った土曜日のRORO船ぶーげんびりあがちゃんと出港するかどうかがかなり心配である。

土曜日出港の海上タクシーで鹿児島に上ることにした

本日の9時から10時半までななしま2/海上タクシー予約専用電話番号に7回電話してやっと繋がる。

今週末から月曜日にかけてはフェリーみしまもRORO船ぶーげんびりあも来ない様なので、土曜日に上るのでは診察予約の日まで5日間も開いてしまうが、もうどうしようもない。

予約はしたが確定するのは16時以降とのことで、散々電話して繋がったら「もう空席はありません」と言われた話なども聞いてたから、ダメ元のつもりでとった予約だったが、なんとか予約が確定して船に乗れる様である。

役場の連絡で「9時から2時間くらいは予約電話が繋がり難いから、もっと後の時間に電話しろ」みたいな事を防災無線で言ってるんだが、早い者順で予約が埋まっていくと当の役場が言っているのに「電話が繋がらないなら後にかけようか」って思う奴はいないと思う。(普通はそんなに電話が混み合っているなら、鬼電して一秒でも早く予約電話を繋ぎたいって思うよな)

まあとりあえず船の予約は出来たから、病院の予約をキャンセルすることにならなくてよかったと考えよう。
この調子だと、三月頭に希望してた手術の予定はちょっと無理かもなあ。

海上タクシーは大変厳しい航海だということなので、雨具も装備して行くことにしよう。

一昨日、村議三名からの報告会がありました

報告会の議題は、昨年末に火災事故を起こし、現在も復旧・運行再開の見通しが全く立っていないフェリーとしま2に関するもの。  二月初めに開かれた臨時議会に於ける村役場からの報告を住民に伝える目的で開かれた。

1. 機関室火災事故に対する説明

機関製造を担当したダイハツディーゼルによる事故後の調査によると、三番・四番シリンダに接続される燃料噴射ポンプ配管のフランジボルトが緩み、霧状に漏洩した燃料に引火、電装系とターボチャージャーを焼損したとのこと。 フランジボルトの緩みの原因は不明。

本来取り付けられている噴射ポンプ側の飛散防止カバーが外されていたことで、燃料の霧が広く飛散・着火する事を防止出来なかった、との指摘あり。  カバーを外していた理由は、火災前の航海で機関室の不調が続いており、頻繁に点検をする状況にあったことから、外したカバーの再取り付けをしなかったとの説明あり。

原因の究明は長期間(年単位)かかる見込み。 海難審判も同様。

2. 損傷・復旧の状況

電装系機器・電線・ターボチャージャー・シリンダヘッドなどは焼損しており要交換。 機関本体は再使用可能。

焼損した電線や機器の調達(受注生産)に時間がかかり、2月現在でもドック入渠も出来ていないことから、工事が完了し復帰するまでは最短でも4月5日までかかる模様。(工程図上の予定)
(吉田予想: 完成検査や試験航海等、工事そのものが長引く可能性も考えると、運行再開は4/5よりもかなり遅れると考えられる)

3. 代船の手配等

国交省等からのあっせんがあったが、航行区域が限定沿海であったり喫水の問題などで十島航路には就航できない船舶もあり、現状ではななしま2、海上タクシー、貨物船の傭船とフェリーみしまの応援で凌いでいる。

旅客船として青ヶ島丸(伊豆諸島で運行)を、三月中に試験航海を除いて3回、折衝中で傭船できるかどうか確かではないが、別の高速船の運行(最大3航海)も要請中であるとのこと。

ななしま2の定員増(12名から30名に)は手続きをしているとのこと。

名瀬・鹿児島便(空路)の増便も依頼しているとのこと。

4. 補償等

民宿・畜産・水産・農業に対して補償をするとのこと。

県からは対策費用として五億二千万程度の予算措置をしてもらっている。 借入れではない。 臨時の貨物船その他の傭船費におよそ4億、その他補償金や人件費等の支出に充てるとのこと。

フェリーとしま2の修理に対しては、保険適用になるため村からの費用発生はない。
(保険金が上がる可能性がある: 吉田)

5. 島民からの要望等(ちゃんとメモらなかったので欠落多い)

島間貨物の輸送が止まったままなので、早く再開して欲しい。(郵便物も島間で送れない)

フェリーみしまの応援をもっと増やして欲しい。

海上タクシーの後部デッキで長時間過ごすのは、風や飛沫が激しくずぶ濡れになる。(非常に過酷) 高齢者は耐えられないのでななしま2などを優先して斡旋して欲しい。  海上タクシーでずぶ濡れになるのは避けられないので、合羽くらいは支給して欲しい。

ななしま2や海上タクシーの予約電話が混み合いすぎて繋がらない。 繋がってもすでに席が取れない状態なので何とかして欲しい。

ホームページ掲載の運行情報が整理されていない上にどんどん変更されたり、更新が遅かったりするので改善して欲しい。  鹿児島に上っている時は貨物受付時間や旅客運行の情報がウェブサイト頼りになるので、それがわかりにくいと非常に困る。
スマートフォンの小さな画面で確認する人が多いので、それも意識して情報提供して欲しい。 :吉田)

自衛隊のヘリコプターを出して欲しい。
(A: 議員からも提案あったが難しい)

日赤診療がずっと止まっているがどうするのか?
(A: 海上タクシー・飛行機等で移動する形で検討中)

診療所の医薬品在庫は大丈夫か?
(A: 今のところ不足しているという情報はない)

ざっとこんな感じ。